外環道 工事は全面中止せよ

日本共産党の青柳有希子東京都議は14日の都議会環境・建設委員会で、外環道地下トンネルエ事による陥没事故地盤の補修工事を行つている東京都調布市の入間川で気泡が発生した問題と、野川サイクリング道路で新たに起きた陥没を事業者のNEXCOが無断補修していた問題をただしました。

野川サイクリング道路の陥没箇所をNEXCOが管理者の狛江市に無断で埋め戻した問題は「しんぶん赤旗」日曜版がスクープしたもの。青柳氏が「無断埋め戻しは不適切ではないか」とただすと、都建設局の手塚寛之・三環状道路整備推進部長は「事業者は不適切だったと認識している」と答えました。
青柳氏は、野川の現場近くでは気泡が見つかり、入間川との合流地点で河床のひびが確認されていると指摘。野川周辺の調査を求めました。

手塚部長は「損傷の発生原因の調査は、狛江市とNEXCOが調整中」と答えました。
青柳氏はまた、地盤補修工事の地盤への影響について、住民や外部の専門家を交えて、詳しく調べるよう要求。「陥没事故を起こし住民に移転を迫るのは財産権の侵害だ。その事業に税金を出しているのが都だ」と批判し、外環道工事の全面中止を求めました。

(しんぶん赤旗2023年11月28日付より)