憲法生かし平和外交 終戦77年 共産党が街頭宣伝

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東京で山添氏ら

終戦77周年記念日街頭宣伝で訴える山添拓参院議員。左は阿部泰樹民青中央常任委員=15日、東京・池袋駅西口(しんぶん赤旗提供)

終戦から77年の15日、日本共産党は東京・池袋駅前で街頭宣伝を行い、山添拓参院議員、徳留道信都議、日本民主青年同盟の阿部泰樹(たいじゅ)中央常任委員が訴えました。(関連4・5面)

山添氏は「岸田政権による大軍拡や憲法9条改定を許さず、憲法を生かした平和外交を尽くし、東アジアを対話と協力の地域にするために全力を挙げる」と表明。岸田文雄首相が広島と長崎の平和式典で核兵器禁止条約に一言も触れなかったと指摘し、「核禁条約の第1回締約国会議にはドイツ、ノルウェーやベルギーなどのアメリカの同盟国も参加し、無視できなくなっている。『核兵器のない世界』は圧倒的な国際世論だ」と強調しました。

また、岸田政権が国民の反対の声が多い安倍晋三元首相の「国葬」を強行しようとし、内閣改造後も統一協会(世界平和統一家庭連合)との癒着が次々明らかになることを批判し、「おかしいことにはおかしいと意思表示し、民主主義を実践していこう」と呼びかけました。

徳留氏は、戦後日本が1人の外国人も殺さず、1人の戦死者も出していないのは憲法9条があったからだと強調。「日本共産党は戦前の創立から100年、反戦平和、民主主義を貫いてきた党として9条を守り生かす政治の実現に全力を尽くす」と表明しました。

阿部氏は、新型コロナで苦しむ青年向けの食料支援にとりくみ、のべ13万人が利用したことを紹介。「首相が主張する軍事費2倍化で青年の暮らしはどうなるのか。国民の生活を壊す戦争への道だ」と述べ、憲法を生かした政治への転換を訴えました。

「憲法改悪を許さない全国署名」に応じた板橋区の女性(83)は「6歳で終戦を迎え、食べる物がなくて本当に大変だった。戦争は始まったら終わらせることが難しい。『9条変えるな』『日本は再び戦争するな』の思いで署名した」と語りました。

(2022年8月16日日付「しんぶん赤旗」より)

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