オスプレイいらない要請 都議団

副知事(右から2人目)に要請書を渡す共産党都議団=14日、東京都庁

米軍横田基地(東京都多摩地域)でCV22オスプレイが住宅街近くのヘリパッドでホバリングを繰り返している問題で、日本共産党都議団は14日、都としてホバリング中止を米軍などに要請するよう求めました。
尾崎あや子都議は、オスプレイがホバリングする動画を示しながら、「騒音や振動により健康被害も出ている。ホバリングによって枝や石などが飛んできて家を傷つける」と実態を説明。「小池百合子知事には直接現場に出向き、地元住民の声を聞いてほしい」と強調しました。
防衛省北関東防衛局が2月に住宅街に近い北側ヘリパッドでホバリングを行わないよう特別の配慮を要請し、昨年12月に都と基地周辺の5市1町が国に要請していることは重要だとした一方、4月になっても北側ヘリパッドでホバリングが続いていると指摘。
都としても声をあげるよう求めました。

大山とも子都議は「振動でアルミサッシが揺れ、テレビの音は聞こえず、家族の会話もできない。家に帰っても休めない。都民の命と財産を守る行動を」と求めました。
対応した武市敬副知事は「ご要望は受けたわまりました。関係者で協議します」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2022年4月15日付より)