質問する笠井亮議員=16日、衆院予算委分科会

笠井亮議員は16日の衆院予算委員会分科会で、東京都心上空を飛行する羽田空港の新ルートは中止すべきだと、斉藤鉄夫国土交通相に求めました。

 笠井氏が国際便の状況をただすと、渡辺猛之国交副大臣は、コロナ前から70%程度減と回答。笠井氏は、新ルートは国際便増便が理由であり、大幅減の中で続ける理由はないと強調しました。

 騒音について笠井氏は、東京大学総長が2月末の入試の外国語試験中の静穏保持を要望したことを指摘。渡辺副大臣が「個別の要望への配慮は困難」と答弁したことに対し、笠井氏は「新ルートの運用時間がリスニング試験と重なるのは15分間だ」と述べ、重ねて対応を求めました。

 笠井氏は、2020年12月に那覇発羽田行の日航機がエンジントラブルで引き返した際、重さ97キロや83キロの部品を欠落させていたとして、「新ルートで落下物がないと言い切れるか」と追及。渡辺副大臣は、ゼロを目指し最大限取り組むとしか答えませんでした。

 笠井氏は、国交省が新ルートの「固定化を回避する」として検討していることについて、渋谷区議会が昨年10月、「これまでの意見書を踏まえた検討が行われているとは言い難い」として「早急に運用の停止を検討するよう強く求める」との意見書を全会一致で採択したと指摘。「地元の理解は得られておらず新ルートは中止すべきだ」と要求。斉藤国交相は検討状況を説明するだけでした。

(「しんぶん赤旗」2022年2月20日付より)