専決予算未報告は地方自治法違反/共産党都議団 和泉幹事長が談話

日本共産党東京都議団の和泉なおみ幹事長は23日、都議会臨時会閉会にあたっての談話を発表しました。

談話は、小池百合子知事が議会に諮らず専決した補正予算2件の審議のため会期を4日間とする動議を共産党が提出し、共産党、立憲民主党など5会派が賛成したものの、自民党、公明党、都民ファーストの会などが反対して否決したことを指摘。地方自治法が専決処分を「次の会議」で議会に報告するよう規定していることを示し、「補正予算を都議会に報告し承認を求めなかったのは明白な地方自治法違反」だと小池知事、自公・都ファに抗議しました。

新型コロナウイルスの新規陽性者が急増している下で、五輪中止を決断し感染抑止に全力を集中するよう強調。都議会臨時会を速やかに開いて補正予算の編成過程や執行状況、都が行うべき課題について十分な審議を要求。知事と自公・都ファが前向きの対応をしない場合、立民や1人会派と共同して地方自治法に基づく臨時会招集請求を検討すると表明しました。

無免許運転で事故を起こした木下富美子都議(都ファ除名)の辞職を要求。正副議長に公平・公正・民主的な議会運営と、議会の役職の公平な分担、1人会派の質問権の保障を求めました。

また、19議席の力を発揮して、共闘をさらに進め、公約実現とともに、都民と力を合わせて政治を変え、新しい都政・都議会をつくるため全力を尽くすと表明しています。

(「しんぶん赤旗」2021年7月24日付より)


⇒談話の詳細はこちら(「都議会第1回臨時会を終えて(談話)」共産党都議団ホームページ)