「五輪か命か」がするどく問われた4日投開票の東京都議選から一夜明けた5日、日本共産党は東京・新宿駅西口で、志位和夫委員長をはじめ当選した19人の新都議が勢ぞろいし緊急街頭演説を行いました。志位氏は選挙結果を報告し、「五輪中止」を断固として訴えた日本共産党が前進し、「五輪の中止・延期」を公約した立憲民主党が議席を伸ばしたことは、「今夏の五輪はやるべきではないという都民の民意を示した」と強調。「菅政権、小池都政に、この都民の審判を重く受け止めることを強く求めます。一刻も猶予はない。直ちに五輪を中止し、コロナ収束にあらゆる力を集中することを強く求めます」と力を込めました。


声援にこたえる当選した19人の都議、衆院比例東京ブロック予定候補5氏と志位和夫委員長(右から5人目)、小池晃書記局長(右端)=5日、東京・新宿駅西口
(写真提供:しんぶん赤旗)

文字通りの大激戦を制した19人の都議一人ひとりを司会の小池晃書記局長が紹介。それぞれが決意を語るたびに声援が沸き起こりました。

志位氏は、19議席に前進し、都議会野党第1党を維持した結果を「大きな勝利です」と報告。「女性議員数で都議会第1党になったこともご報告します」と語りました。

都議選で日本共産党は「五輪より命を大切にする政治を」「五輪は中止として、コロナ収束に全力を」と訴えたことを振り返り、「この訴えには都民のみなさんから強い共感が寄せられました」と強調。「いま政治がやるべきは、『コロナ封じ込め』を戦略目標にすえ政治が責任を果たすことだ」として、ワクチンの迅速接種と一体で大規模検査を実施することなど「コロナから命と暮らしを守るための公約の実践に全力をあげる」と表明しました。

都議選で掲げた都政の「四つのチェンジ」―(1)都立・公社病院の独法化反対(2)大企業の応援優先の都政から福祉・暮らし第一の都政への転換(3)ジェンダー平等、個人の尊厳を大切にする東京の実現(4)米軍の横暴勝手をやめさせ、平和な東京を―の一つ一つに強い共感と支持が寄せられたと報告。「公約の実践に力を尽くします。力を合わせて、安心して希望をもてる東京をつくりましょう」と呼びかけました。

志位氏は、自民・公明が自ら掲げた「都議会過半数」を得られなかったことについて、3国政補選・再選挙(4月25日)に続く菅自公政権への大打撃であり、「国民の声に一切耳を傾けようとしない政治に対する深い怒りが表れたものです」と強調しました。

一方、1人区、2人区、3人区での勝利など野党共闘が重要な成果をあげたと紹介。「野党の選挙協力は、相互の議席を増やしていくことにつながり、自民党を追い詰める大きな力を発揮しました。互いに支援し合うとりくみのなかで信頼関係も広がったことは大変うれしいことです」と述べ、「この成果を総選挙での市民と野党の共闘の発展の力にし、成功に生かしていきたい」と力を込めました。

最後に志位氏は、都議選の成果と教訓を生かして、総選挙での躍進のために全力をあげると決意表明。市民と野党の共闘を成功させ、国民の声が生きる新しい政権――野党連合政権をつくるために力を合わせることを呼びかけました。

次期総選挙を比例東京ブロック予定候補としてたたかう笠井亮、宮本徹(東京20区重複)の両衆院議員、池内さおり(同12区重複)、谷川智行(同4区重複)、坂井和歌子の各予定候補がそれぞれ決意表明しました。

(2021年7月6日付「しんぶん赤旗」より)


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