コロナと本気でたたかう都政に

東京民医連党後援会のオンライン合同決起集会で訴える小池晃書記局長=26日(写真提供:しんぶん赤旗)

東京民医連の有志でつくる東京民医連日本共産党後援会は26日、オンラインで都議選(6月25日告示、7月4日投票)へ向けた決起集会を開き、小池晃党書記局長が「共産党勝利でコロナと本気でたたかう都政をつくろう」と呼びかけました。

小池氏は、新型コロナをどう封じ込めるかが問われる現在の最大の問題は、菅義偉政権と小池百合子都政が五輪開催にしがみついていることだと指摘。医療従事者が患者を守るのに必死になり、ベッドも足りない中で、五輪に医療従事者を動員し、五輪専門病院つくろうとしていることを批判。政府は国民の命を守るために、都は都民の命を守るために五輪中止を決断すべきだと強調。この問題は都議選の中心争点だと述べました。

都政の問題について小池氏は、検査に消極的なこと、病院を減らすことで小池都政は菅政権と同じで、業者支援では国の施策から1ミリも出ていないと指摘。この小池都政を支えているのが自民党、公明党、都民ファースト、維新で、都議選はこれらの勢力と共産党との対決だと強調しました。

小池氏は、都議選で2回連続躍進した都議団が、コロナ対策の前進、認可保育園の増設、校則改善など多彩な実績を挙げてきたことを紹介。「今回も躍進すればより多くの都民要求が実現する」と訴え。

選挙戦はどの選挙区でも大激戦で「“大丈夫”といえるところなど一つもない」と強調。地域に根を張る民医連有志後援会の力を発揮してほしいと呼びかけました。

民医連出身の藤田りょうこ都議、福手ゆう子、アオヤギ有希子の両都議予定候補の3氏が決意表明。「大企業が稼ぐ東京からケアに手厚い東京に転換する」(藤田氏)、「都立・公社病院の独立行政法人化をやめさせる」(福手氏)、「医療費削減を繰り返す政治に審判を」(アオヤギ氏)と力を込めました。谷川智行衆院東京比例・4区重複予定候補も決意表明しました。


医療現場の声届ける

 

命のかかった選挙

大田区  藤田りょうこ都議

(写真提供:しんぶん赤旗)

小池百合子都政は、五輪バレーボール会場として整備した有明アリーナを格安価格で電通を代表とするグループに売却するなど、大企業・財界が稼ぐ仕組みをつくっています。

都民の命を守る都立・公社病院も都の財政負胆を減らすために、独立行政法人化しようとしています。今回の都議選は命のかかった選挙です。効率化擾先で保健所も減らされてきました。

“稼ぐ東京”を進める都政を支える自民党、公明党、都民ファーストと、ケアに手厚い都政への転換をすすめる日本共産党との対決です。医療現場の声を都政に届けるために全力を尽くします。

病院独法化阻止を

文京区  福手ゆう子候補

(写真提供:しんぶん赤旗)

都議選で決着をつけたいことは、都立・公社病院の独立行政法人化をやめさせること。前回、惜敗(215票差)してから、都立駒込、大塚病院を守れと署名を続けました。「都立だから安心して高度な医療が受けられた」と住民から声が寄せられました。”稼ぐ医療”でなく安心してかかる医療をつくりたい。

駒込病院の感染症担当の医師が月300時間を超える残業をしていた件について、都への聞き取りと申し入れをしました。すべての医療・介護従事者に対する正当な評価と貨金を実現させたい。

定数2の文京区で今度こそ、何としても議席を勝ち取ります。

医療削減に審判を

八王子市  アオヤギ有希子候補

(写真提供:しんぶん赤旗)

患者負担増となる後期高齢者医療が導入された日から患者さんが減ったことを医療現揚で見てきました。財界言いなりで医療削減を繰り返す政治、コロナ禍でもそれを続けようとする政治に審判を下さなくてはいけません。

都立八王子小児病院が統合され、58万都市に小児救急医療のベッドが一つもない事態になっています。多摩地域は小児科医も23区と比べて少ないという格差も起きています。

小池都政が行おうとしている都立・公社病院の独立行政法人化をやめさせ、都の直営で充実させる。そういう政治実現のため頑張ります。

(2021年5月28日付「しんぶん赤旗」より)