低空飛行 精神的負担に/羽田ルート強行1年 共産党が懇談会

懇談会で発言する白石都議(中央)=8日、東京都品川区(写真提供:しんぶん赤旗)

品川区

都心を旅客機が低空飛行する羽田新飛行ルートが強行されて1年になるなか、東京都品川区で8日、住民団体と、日本共産党の懇談会が開かれました。白石たみお都議と党区議団が参加しました。

住民から「立会川では平均75デシベルの騒音だ。強風時は羽を揺らしつつ軌道をずれながら降りてくるので怖い」「(飛行機が飛び始める)午後3時くらいになると精神的に不安定になる」「国は都心低空飛行による健康影響の調査をやろうとしない。国がやらないなら都や区がやるべきだ」「降下角度を3.5度から3度に戻すためにエンジンを吹かすのが大井町の手前。そのために騒音は大きくなっている」などの実態や要望が出されました。

白石都議は「この問題を都政、国政上の大きな争点に押し上げる絶好の機会が都議選、総選挙。小池都知事の目線の先には一部の財界・大企業の利益があり、都民は犠牲になってくださいというのが問題の本質。この懇談会を論戦に生かし飛行ルート撤回へ頑張りたい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2021年5月14日付より)