米軍横田基地撤去求めよ/夜間訓練住民被害 都議会委で和泉なおみ氏

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パネルを示して質疑する和泉都議(左)=23日、都議会(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の和泉なおみ東京都議は23日の都議会予算特別委員会で、米軍横田基地(東京都福生市、瑞穂町など6市町)に配備された特殊作戦用のCV22オスプレイが夜間飛行訓練を繰り返している問題を取り上げ、横田基地の撤去を国・米軍に求めるよう小池百合子知事に迫りました。

和泉氏は「CV22は夜9時台でもホバリング、低空・旋回飛行を行い、周辺住民を苦しめている」と指摘。昨年6月には米陸海空軍の特殊部隊も参加して横田基地で第353特殊作戦群の訓練を実施したことを挙げ「知事、横田基地は単なる『空輸拠点』という話は通用しない。特殊作戦の拠点と化している。こんなことを許してよいのですか」と迫りましたが、小池知事は答えませんでした。

また和泉氏は、米軍ヘリがビル・住宅が密集する都心上空で違法低空飛行を繰り返し、米軍赤坂プレスセンター(港区)ではタッチアンドゴーとみられる離着陸訓練を繰り返していると指摘、都に認識を問いました。

知事は「国に事実関係を照会中。必要に応じ、適切に対応する」と述べるにとどまりました。

(2021年3月26日付「しんぶん赤旗」より)