リニアトラブル続発 田村・山添氏ら国交省の認識問う

国土交通省をただす田村智子参院議員、山添拓参院議員、藤田りょうこ都議(左4人目から)

JR東海がすすめるリニア新幹線の東京都内での工事について、日本共産党の田村智子、山添拓両参院議員、藤田りょうこ都議、関係区・市議は3月30日、沿線の運動関係者とともに国土交通省をただしました。

都内での工事は、
●大深度地下での工事が、北品川工区で一昨年秋に「調査掘進」を名目に沿線で初めて開始されたものの、わずか50メートル進んだところで掘削機の不具合で中断。修理が完了したとして3月27日に再開
●2カ所目の「調査掘進」が町田市の小野路工区で年明け着手とされていたものの開始されず、設備交換の必要が感じられる
などという状況です。

田村、山添氏らに国交省は、小野路工区について掘削機を支える架台の一部を交換すると説明。課題が生じていることが明らかになりました。掘削機のトラブルは愛知県内の工区でも起きており、相次ぐ事態は重大です。

参加者はリニア工事の遅れは巷間(こうかん)指摘される静岡工区だけではないと指摘、JR東海が説明会を開くことなどを求めました。

田村、山添氏はJR東海社長が3月の会見で開業時期が遅れると発言したことについて財政投融資の償還にも関わると指摘、斎藤鉄夫国交相が通常国会で改めてリニア新幹線の推進を主張したことにふれながら同省の認識や対応をただしました。

(「しんぶん赤旗」4月6日付より)