希望持てる教育を/とや英津子(現)練馬区(定数7=1増)

とや英津子(現)練馬区(定数7=1増)

35人学級が始まります。私の子どもが小学生の時にPTAや学童保育の保護者と始めた運動が、約30年かけて実現しました。

昨年の一斉休校以降、多くの子どもたちは感染の不安を抱え、友達と触れ合うこともできません。「リコーダーや鍵盤ハーモニカはできない。歌も歌えない」。公園で子どもたちから、こんな声を聞きました。

昨年1年間に自殺した小中高校生は、合わせて479人と過去最多です。息の詰まるような生活が子どもたちを追い込んでいます。

密を避け、きめ細かく、希望が持てる教育が求められています。小中高校で少人数学級を実現するため頑張り抜きます。

新型コロナウイルスの影響は、さまざまなところに出ています。

フードバンクでは「本日付で解雇になった」という女性の相談を受けました。菅首相が自助ばかりを強調するのは許せないと怒りの声を寄せました。

人を物のように扱い、尊厳を踏みにじる社会を変え、東京で暮らしてよかったと思える都政をつくるため、都民と一緒に力を尽くす決意です。

とや・えつこ
党都議団政調副委員長、准都委員。都議会文教委員会理事、都議1期。駒沢大学中退。

(2021年3月23日付「しんぶん赤旗」より)