「仕事が激減」「生活苦しい」 / 生活・医療相談会 悲痛な訴え

小池書記局長、谷川智行・衆院比例候補、山添拓参院議員、池川友一都議ら参加
「新宿ごはんプラス」の食料支援活動で、訪れた人に配布の準備をするスタッフたち=26日、東京都新宿区

生活困窮者を支援する民間団体「新宿ごはんプラス」は26日、東京都新宿区の都庁前で食料などの配布と生活・医療相談会を行いました。

約40人のボランティアが食料と使い捨てカイロを袋に詰め、訪れた人々に配布しました。食料配布には154人が並び、29件の相談がありました。

日本共産党から小池晃書記局長、谷川智行・衆院東京ブロック比例予定候補(ともに医師)、山添拓参院議員(弁護士)、池川友一都議が参加。健康や暮らしに関する相談に応じました。

小池氏と谷川氏は体調に不安を感じる人々の健康チェックと血圧測定を行い、糖尿病の疑いがある人に医療機関の受診を勧めるなどしました。

インターネットの情報を見て来た派遣労働者の男性(54)は「年末で仕事が激減し、当面の生活資金がない」と窮状を訴え、食料配布の列に並びました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月から休業が続いているという1人暮らしの女性(41)は「収入が大幅に減り、生活保護を利用しています。それでも生活が苦しいので食費を削っている」と語り、食料などを受け取りました。

新宿ごはんプラスの大西連共同代表(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長)は「年末で仕事や住まいを失う人が増え、派遣や日雇いなど不安定な働き方をしている人たちが厳しい生活状況になっています。生活保護など公的支援の利用と合わせ、私たちのような民間団体の支援も活用してほしい」と話しています。

(2020年12月27日付「しんぶん赤旗」より)