コロナ対応に不安/東京・北区 池内さおり氏らに病院院長ら

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医療物資安定供給を

新型コロナウイルスの問題で、日本共産党の池内さおり前衆院議員(衆院東京12区・比例予定候補)は21日、東京都北区の王子生協病院を訪れ、曽根はじめ都議、永井朋子、清野恵子両区議とともに、今泉貴雄院長、畑中久明東京ほくと医療生協専務理事から現状や要望を聞きました。

今泉院長(右端)に現状や要望を聞く(左から)永井、清野、池内、曽根の各氏=21日、東京都北区

 
今泉院長は、感染源が分からなかったり、軽症や無症状の感染者がいる中、患者に感染者がいるかもしれず、肺炎の入院は個室にするなど、病院として従来以上の対応をせざるを得ないと説明。

しかし軽症者も入院させる現状では、医療供給体制に支障を来す可能性があり、「PCR検査の対象をどこまで広げればいいかは悩む」と語りました。

今後、感染者対応や院内感染などで病院機能停止の事態が起きれば、地域医療をどう守るのか、風評被害も含め、スタッフの不安は大きいといいます。

その中で、医療物資の不足は「不安を助長する」とし、マスクは国から供給があり使用制限をして4月中は賄えるものの、手指の消毒液やガウンなども含め、安定供給が不可欠だと強調しました。

発熱してもすぐに病院にかかれず戸惑うなど組合員の様子や、介護現場での感染防止策や経営支援の充実など要望も出されました。

(「しんぶん赤旗」2020年3月23日付より)