【東京大空襲追悼行事】相次ぎ中止・延期に/10日追悼集会は開催

推計10万人以上が犠牲となった太平洋戦争中の東京大空襲から10日で75年目を迎える都内では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、犠牲者を追悼する式典やイベントなどが相次いで中止や延期などに追い込まれています。

東京都台東区の上野公園で9日に行われる予定だった「時忘れじの集い」は中止。
空襲で両親ら家族6人を失ったエッセイストの海老名香葉子さんの呼びかけで毎年開催され、今年で16周年を迎える予定でした。

都が主催する「第30回東京都平和の日記念式典」も10日、都庁で開かれる予定でしたが中止。東京都江東区で7日に開催予定だった「東京大空襲を語り継ぐつどい」は中止となりました。

10日追悼集会は開催

東京大空襲犠牲者追悼・記念資料展実行委員会主催で7日から10日まで浅草公会堂ギャラリーで行われる予定だった資料展は中止となりましたが、10日午後1時からの隅田公園・犠牲者追悼碑前での追悼集会は予定通り行われます。

「第2回東京大空襲を忘れない“平和の集い”」(同実行委員会主催)は、4月6日から10日まで江東区文化センターで開催予定でしたが、絵画・写真展は11月17日から21日(午前10時~午後7時、最終日は午後1時まで)、合唱や朗読、講演などの催し物は11月18日(午後6時~8時半)に延期となりました。

(2020年3月8日付「しんぶん赤旗」より)