江東で市民ら宣伝・署名行動/カジノ反対の声 区へ

「皆さん、東京都が江東区にカジノを誘致しようとしていることをご存じでしょうか」。

「『江東区にカジノはいらない』ネットワーク」は8日、ららぽーと豊洲前でカジノ反対宣伝活動に取り組み、子育て中の父母や高齢者など54人が署名に応じました。

江東ネットワークは、1月17日に開いた「江東区にカジノはいらない」学習会の参加者で発足。
江東区長と区議会にカジノ誘致反対を求める署名に取り組んでいます。

宣伝行動には「市民と政治をつなぐ江東市民連合」の宇都宮健児共同代表(元日弁連会長)や岡田光司事務局長、日本共産党のあぜ上三和子都議、大つきかおり区議ら約20人が参加。
都が江東区青海地区にカジノを中核とする統合型リゾート誘致を検討していることを紹介し、「江東区はカジノ汚職で逮捕された秋元司衆院議員の地盤です。黙っていれば、カジノが誘致され、ギャンブル依存症や犯罪が多発する危険がある。カジノ反対の声を区に届けましょう」と呼びかけました。

署名に応じた子ども連れの女性(30代)は「カジノにはいいイメージがない。犯罪が増え、子どもたちへの影響が心配」。
男性(36)=江東区=は「子どもたちのための街にカジノはいらない」。
中央区の女性(85)も「カジノはやめましょうよ」と言って署名に応じました。

(2020年2月9日付「しんぶん赤旗」より)