自民党・榎本雄一区議あっせん収賄容疑 江東区として調査を

江東区として調査を

東京都江東区の業務委託契約の入札をめぐり、自民党区議の榎本雄一容疑者(66・当時議長)があっせん収賄容疑で逮捕された事件で、日本共産党区議団(3人)は1日、区の関与などを調査するよう山崎孝明区長宛てに申し入れました。

榎本容疑者は区施設の清掃業務で3月に行われた指名競争入札で、契約に関する秘密事項を漏らすよう区職員に働きかけ、得た情報を清掃会社社長の神谷知伸容疑者(52)=贈賄容疑で逮捕=に伝え、見返りとして現金30万円を受け取った疑いが持たれています。

申し入れでは「区民を裏切る重大な犯罪行為。断じて許されない。ただちに議員辞職すべきだ」と批判。

区として、▽行政の関与や他の入札で同様の不正行為がないかどうかを調査・公表する▽不正にかかわった業者を指名停止する▽不正防止策の強化に早急に取り組むーことを求めました。

党区議団はまた、区議会の山本香代子議長に、区議会として疑惑の真相を解明し、再発防止と綱紀粛正に取り組むよう申し入れました。

(「しんぶん赤旗」2022年8月8日付より)

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