【性教育問題】「現場を尊重して」日本共産党都議団とネットが要請

申し入れする生活者ネットの山内玲子都議、共産党都議団(写真は尾崎あや子都議のブログよりhttps://ameblo.jp/ozaki-ayako/entry-12371199938.html
東京都足立区の区立中学校で行われた性教育授業を自民党都議が「不適切」と攻撃した問題で、日本共産党都議団は25日、都議会生活者ネットワークとともに、学校現場の教育を尊重し、萎縮させないよう求める申し入れを、中井敬三都教育長あてに行いました。都教育庁の宇田剛指導部長らが応対しました。

同学校で行われた性教育授業は、区教委と相談し、大学教員と連携しながらつくられ、地域の子どもたちの状況と発達段階を踏まえたものでした。

授業は以前から公開で実施され、保護者や地域から評価されてきました。

池川友一都議が申し入れ文を説明。自民党の古賀俊昭都議の質問は学校名と職員名まであげて「是正」を求めるもので、教育への不当な介入だと批判し、都教委に対し、都内すべての公立学校で、子どもたちの状況に即した創意工夫ある教育を尊重し、学校現場の裁量を狭めたり萎縮させたりするような見解の発表や指導などを行わないよう求めました。

里吉ゆみ都議は、都教委の答弁や対応が、他の地域も含め、学校や教育委員会を萎縮させる危険性を強調。保護者の「科学的な性教育をしてほしい」との声も紹介し、性教育の重要性を訴えました。

宇田氏は「都教委の見解は26日の教育委員会で公表する」と答えました。

生活者ネットの山内玲子都議は、「現場の実態に合わせた創意工夫を都も応援してほしい」と語りました。

(2018年4月26日付「しんぶん赤旗」より)

➡「学校現場の教育を尊重することを求める申し入れ」は都議団サイトで全文ご覧いただけます