原発も戦争もノー

【東京】雨の中集い9500人訴え

原発いらない、戦争法は今すぐ廃止とコールする集会参加者=22日、東京・代々木公園(「しんぶん赤旗」提供)

原発いらない、戦争法は今すぐ廃止と
コールする集会参加者=22日、東京
・代々木公園(「しんぶん赤旗」
提供)

「9・22さようなら原発 さようなら戦争大集会」が22日、東京都の代々木公園で開かれました。大粒の雨が降り続くなか、9500人(主催者発表)が参加。「原発いらない」「戦争法は今すぐ廃止」とコールしました。
一千万署名呼びかけ人の澤地久枝さん(作家)が主催者あいさつ。「政府が福島に向き合い、責任を果たすまでともに歩み続けよう」と話しました。
原発事故被害者団体連絡会の武藤類子共同代表は「未来の世代が、原発事故を決して起こさないで生きることができるよう、あらゆる命が大切にされる世界を一緒につくりましょう」と呼びかけました。
詩人のアーサー・ビナードさんは「『原子力の平和利用』とは核兵器用のプルトニウムをためるための隠れみのだ。私たちはその隠みのをはがし、終わりにしなくてはらない」と語り、俳優の木内みどりさんは、「一人ひとりに、行動へ一歩踏み出そう、と語っていきたい」と表明。
核兵器廃絶を訴える高校生1万人署名の布川仁美(ひとみ)さん(16)は「同じ世代の仲間と平和な世界の実現を目指し行動を続けます」と語りました。
主催は、「さようなら原発」一千万署名市民の会。総がかり行動実行委員会の福山真却共同代表は「運動はかつてなく高揚している。私たちが連帯すれば必ず勝てる」と表明。「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲行動実行委員会の木村辰彦氏は「沖縄と本土で力を合わせ、辺野古米軍新基地、高江ヘリパッド建設を阻止しよう」と発言しました。
川崎市の男性(72)は「将来の人たちが原発や戦争の危険にさらされないよう、こうやって声をあげ続けたい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2016年9月23日付)