「安倍政権ノー」初の大行動

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安倍政権ノーのプラカードをかかげる集会参加者=22日、東京・日比谷野外音楽堂

安倍政権ノーのプラカードをかかげる集会参加者=22日、東京・日比谷野外音楽堂

東京・日比谷野外音楽堂、国会周辺で22日、国民の声に耳を閉ざして暴走する安倍晋三政権を打倒しようと、さまざまな分野の運動が合流する初めての行動がおこなわれました。「安倍政権NO!☆0322大行動」です。1万4000人(主催者発表)が参加。集会では「安倍政権を追い詰め、暴走政治をストップさせましょう」とのアピールを採択し、請願デモや国会包囲行動を終日展開しました。

東京で1万4千人

この日の行動は、同実行委員会が主催したもの。首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、NPO法人アジア太平洋資料センターが事務局となり、さまざまな分野で運動する多くの団体やグループが参加、賛同しています。

日比谷野外音楽堂の集会では、主催者を代表して反原連のミサオ・レッドウルフさんがあいさつ。「この行動が、安倍政権を切り崩す契機です。『安倍政権ノー』の結集軸で、力をあわせていきましょう」と呼びかけました。

原発推進、集団的自衛権の行使容認、秘密保護法、沖縄米軍新基地建設、環太平洋連携協定(TPP)、農業・農協解体、社会保障改悪、消費税増税、憲法改悪、雇用・労働法制改悪、ヘイトスピーチ(差別扇動行為)に反対する人たち11人が次つぎに発言。「安倍政権に対して徹底的な『ノー』を言わなければならない」「強権を振るう安倍政権に屈することなく、大きな声をあげていこう」などと訴えました。

集会後のデモ行進は、参加者が多かったため、急きょ隊列が増やされました。国会包囲行動では、2度にわたって包囲が完成したことがアナウンスされ、「憲法守れ」など共通のコールを全員で唱和しました。

抗議行動に初めて参加した千葉県に住む男性(19)は、この春から大学生です。「自民党の改憲草案を見てその中身にびっくりしました。政府に対して、おかしいことにはきちんと声を出して反対しないといけない。これから学びながら行動していきたい」と話しました。

志位委員長、宮本徹衆院議員がスピーチ

日本共産党の志位和夫委員長は国会前で連帯してスピーチしました。「あらゆる分野の運動が互いに連帯し、安倍政権打倒の旗のもとに大合流しています。素晴らしい」。冒頭にこう述べ、ともにたたかう決意を表明すると拍手がわきました。(スピーチ全文)

志位氏は安倍政権の危険性を直視しつつ、恐れずにたたかおうと呼びかけました。安倍暴走政治について、(1)国民多数の民意に背いている(2)民主主義破壊の強権・独裁政治を常とう手段としている(3)国民に希望ある未来を何ら語ることができない――という三つの「致命的弱点」があることを告発し、「みんなの力で安倍政権を打ち倒そう。憲法を生かした平和・民主主義・暮らし第一の新しい日本をみんなの力でつくろう」と訴え、大きな拍手に包まれました。

宮本徹衆院議員もスピーチし、「安倍政権の戦争する国づくりは、軍事予算を膨張させ、国民の暮らしのための予算を未来にわたって奪っていることを告発し、亡国の政治を1日も早く終わらせよう」と訴えました。

吉良・池内両議員が国会請願デモの請願を受けました(詳細はこちら)

(「しんぶん赤旗」2015年3月23日付より)