復興と原発ゼロをめざそう 若者歩く「3・11キャンドルプロジェクト」

20150312025504東日本大震災で亡くなった命に思いを寄せ、東北の復興、原発のない社会をめざす青年らが11日、東京都渋谷区で、「忘れない 3・11キャンドルプロジェクト」(実行委員会主催)を行いました。

静かな音楽と共に「一緒に歩きませんか」と呼びかけるデモに、キャンドルを受け取って沿道から加わる人が相次ぎ、110人が参加しました。

出発集会では白く揺れるキャンドルを囲み4人がスピーチしました。福島県いわき市出身で、呼びかけ人の佐藤聡さんは「追悼の気持ち。被災者が求める復興、原発ゼロ、それらを私たちも支えていく気持ちを、デモに込めたい」とあいさつ。

いわき市から2児を連れて東京に避難している草野和美さん(仮名)は「放射能のことで、故郷に帰りたいのに帰れない。今私たちがほしいのは、ただ普通の暮らしです」と切実な思いを訴えました。

この日は、千葉県船橋市、東京都三鷹市などでも同様のイベントが行われました。

(「しんぶん赤旗」2015年3月14日付より)