原因は推定の域出ない 山添氏らただす

東京外環道(東京都練馬区~世田谷区間)の大深度地下トンネル工事で、シールド機の掘削部を回転させる「大ギア」と、接続するベアリングが損傷した問題を受け、発注者の東日本高速道路会社(NEXCO東日本)が明らかにした原因や対策について、日本共産党の山添拓参院議員、都・区市議団は28日、住民とともに国土交通省と東・中日本高速の担当者から聞き取りました。この損傷で、工事は練馬区内で1月から停止しています。
原因について同社は、2022年にシールド機が地中壁に接触した際に微細な欠けが生じ、その後の掘進で徐々に拡大した可能性があるとし、大ギアの損傷は研磨し、ベアリングはシールド機の開口部を使って地下で交換するとしています。
参加者は、原因については推定の域を出ないとし詳細な説明を要求、4年にわたり損傷に気付かなかった管理上の問題を追及しました。一体に成形されたベアリングを部分的に交換することで強度が保てるかただしました。
東日本高速側は今回の補修方法について「他に事例はない」と認め「構造上成り立つか、きちんと設計した上で行っていく」とし、補修方法の検討などがこれからの作業であることを明らかにしました。補修の完了時期は見通せないとしました。
山添氏は、外環の事業で「想定外」が繰り返されているとして、国交省がイニシアチブを取り住民の声や不安に真摯(しんし)に向き合うよう求めました。
反対側車線のトンネル工事を中日本高速が強行していることについてもただしました。
(「しんぶん赤旗」2026年9月1日付より)

