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杉並区長選 「対話の区政、進化させる」 岸本さとこ区長が再選

 杉並区長選が6月29日開票され、日本共産党が自主支援した現職の岸本聡子氏(51)が、10万6487票(52・74%)を獲得し、自民党が推薦する大和田伸氏(45)、前区長の田中良氏(65)らを破り、再選を果たしました。投票率は42・54%で前回(37・52%)より約5ポイント上回りました。当日有権者数は47万8530人。

 午前11時、事務所から勝利が宣言されると、支援者らが読書をしながら静かに待機していた会場は、歓声と拍手に湧きました。マイクを握った岸本氏は「このような結果が出せてうれしく思うと共に、今日からまた新たな責任をしっかりと背負ってまいります」と表明。支援者らと共に「みんなのことはみんなで決める」「居場所が広がる優しい杉並」「誰もが安心みんなで生きる」「小さな幸せ平和が基本」などと岸本区政のコンセプトをコールし、喜びを分かち合いました。
 岸本氏の得票は、187票差で田中氏に競り勝った前回得票7万6743票、得票率44・41%より得票で2万9744票、得票率で8・33ポイント上回りました。
 岸本氏はこの結果について「より多くの信任を得られた。この4年間を区民が見ていてくれた。本当にうれしい」と笑顔を見せました。
 岸本氏が看板政策とする「対話の区政」に対して、「対話では決められない」という批判があったことについて、「対話はより良く決める当たり前の民主主義の土台」だと強調。「自治基本条例に基づき、今の時代にあったやり方で4年間実践してきた。2期目に向けて、政治が遠くにあると思っていた人たちが、自分たちに関係があると一歩踏み出せる対話の区政を、もっと進化させていきたい」と述べました。
 また、「この4年間は前区政のもとで、すでに生まれてしまっていた分断・対立、情報が知らされていなかったことなど、いろいろなことを修復しなければならなかった」と振り返った上で、「もっともっと創造的で前向きな政策を広げたい」と2期目に向けて意気込みました。
 前回選挙の時から関わってきたという元教員の女性(75)は、「学校の施設の問題など細かなことも聞いてくれるようになった。前区長の時は聞き置くという姿勢だったので区政が変わったと実感している。区長を選んだ私たち区民の責任として、今後もやれることをやっていきたい」と話しました。

杉並区議補選
野垣氏は次点

 杉並区長選と同時に行われた区議補選(改選数2)も6月29日開票され、日本共産党の野垣あきこ候補(45)=前=は2万9920票(得票率15・32%)を獲得し善戦しましたが、次点でした。
 野垣氏は「給食無償化や物価高騰対策を繰り返し求め実現してきた共産党を伸ばし、岸本区政をもっと前へ」と訴え、支持を広げましたが及びませんでした。
 野垣氏は「今後とも対話の区政の前進と選挙戦で掲げた公約実現のため、共産党区議団と連携して頑張ります」と述べています。

杉並区議補選の開票結果
当 杉浦がくし 自新
42970
当 鈴木ゆか 都新
42243
  野垣あきこ 共現
29920
  向井よしか ネ新
28247
  志村よしあき 国新
23030
  宮下じゅんや 維新
13142
  松浦たけあき 無元
9258
  宮田ますみ 無新
5150
  上梨ゆうすけ 諸新
1309

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