巨大噴水計画 水・税の無駄遣い

藤田氏追及 都議会委

藤田りょうこ都議

 日本共産党の藤田りょうこ東京都議は20日の都議会経済・港湾委員会で、総工費26億円、年間維持費2億円の「世界最大級の噴水」を臨海副都心・お台場地区に造る計画を追及しました。

 都は1月公表の2025年度予算案では、海水を利用する設計にしていましたが、直後の2月に水道水を利用する計画に大きく変更しました。しかし、4月に結んだ噴水設置の工事契約は海水を利用する設計のままで、水道水用に設計変更したのは7月であったことが、藤田氏の質問で明らかになりました。

 さらに異例なのは、その新たな設計図を作成したのが都港湾局だった点です。

 藤田氏は、設計図がないまま契約を急いだのは「今年度末までの完成を最優先にしたためだ。公共工事のルールを大きく逸脱した極めて重大な問題だ」と追及しましたが、都港湾局は明確に説明しませんでした。

 藤田氏は、都が噴水計画を都民に公表した昨年9月より前に、噴水の基本設計などを発注し、計画を密室で進めていた実態を指摘。年間維持費を2億円とした積算根拠の説明を求めましたが、都はこれも拒否。

 藤田氏は、都議団の試算に基づき、水道代だけで年間1億円を超える可能性を指摘し、全容を明らかにするよう要求。「大量の水道水を海にまき散らす計画は壮大な無駄遣い」という都民の声を突き付けたのに対し、田中彰・都港湾局長は「にぎわい創出のため」と強弁しました。

 藤田都議は「物価高騰で生活が苦しい都民の痛みを無視した、闇と謎に包まれた噴水計画は許されない」として、計画の即時中止を強く求めました。

(「しんぶん赤旗」2025年11月28日付より)

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