「リニア計画断念を」 小池氏・山添氏ら 隆起現場を視察

隆起した部分を確認する(右から)小池、山添、白石、田中、石田の各氏=30日、東京都品川区(「しんぶん赤旗」提供)

 日本共産党の小池晃書記局長と山添拓政策委員長(ともに参院議員)は30日、東京都品川区のリニア新幹線工事現場のほぼ直上にある交差点で28日頃に地面が最大13センチメートル隆起したことについて、現地を視察しました。田中とも子都議、石田ちひろ品川区議、白石民男前都議が同行し、「リニア新幹線の中止を求める品川区民の会」の新美一美共同代表、上野信男世話人が現地を案内しました。

 小池氏らは、実際に隆起した部分を確認し、上野氏らから、隆起現場の近隣住民が27日深夜には隆起に気づきSNSに写真を投稿していたこと、28日早朝に大きな音が聞こえたことなど説明を受けました。

 小池氏は、「重大事故の発生に加えて、11兆円にまで総工事費が膨らんでいる。工事は中止し、リニア計画は断念すべきだと国とJR東海に求めていく」と話しました。石田氏は、「森澤恭子区長が迅速に対応したのは良かったが、原因究明されるまで工事を再開しないことなど住民の要望を反映し、区が毅然とJR東海に対応するよう求めたい」としました。

 視察後、新美氏ら区民の会は、JR東海の東京事務所に原因究明や工事の中止、担当者と区民が直接対話できる説明会の実施を求めて申し入れ書を手渡しました。

(「しんぶん赤旗」2025年10 月31日付より)

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