定数削減は暴挙 署名訴え

小池氏ら議員団街宣「悪政阻止全力」

緊急の訴えをする党国会議員団ら。(左から)本村、堀川、岩渕、小池、田村、辰巳、宮本の各氏=21日、東京・有楽町駅前

 臨時国会が始まり、自民党の高市早苗総裁が首相に選出された21日午後、日本共産党の小池晃書記局長ら国会議員団は東京・有楽町駅前で緊急の街頭宣伝を行いました。自民党と日本維新の会の連立政権が掲げるのは「悪政のオンパレードだ」と訴え、多様な民意を切り捨てる国会議員定数削減は、「民主主義にとって許してはいけない暴挙だ。なんとしても食い止める」と表明し、比例定数削減反対署名への協力を訴えました。

 自民・維新は政策合意で、国民が望む企業・団体献金の禁止と消費税減税を棚上げする一方、「医療費4兆円削減」の具体化や、憲法9条改悪、「スパイ防止法」制定、今臨時国会中の衆院議員定数1割削減などを掲げています。

 小池氏は、とりわけ維新が狙う比例代表の定数削減が行われれば、「国民の声が届かなくなり、行政監視機能や、日本共産党などが裏金問題を徹底的に暴いてきた国会の役割が失われる」と述べ、「裏金問題を国民の目から隠したい自民党にとってはもってこいだ」と指摘。共産党や社民党などの少数政党の議席を減らし、「邪魔者を取り除いて、悪政を強行しようというのが比例代表削減の狙いだ」と指摘しました。

 国民の一票一票の力で自民党が衆参両院で少数に追い込まれ、公明党が連立を離脱するなど、自民党は追い詰められており、なりふりかまわず維新と手を組んで危険な政策を実行に移そうとしていると述べ、「自民党政治を終わらせるしかない」と訴えました。

 「しんぶん赤旗」のスクープをもとに裏金問題を徹底追及した党国会議員団の論戦の力で、「臨時国会でも国民の願いをしっかり届け、高市政権の暴走を絶対に許さないために全力を挙げる」と力を込めました。

 田村貴昭、本村伸子、辰巳孝太郎、堀川あきこの各衆院議員、岩渕友参院議員、宮本徹前衆院議員が次々にマイクをとり、自維政権の悪政を止める決意を力強く訴えました。

(「しんぶん赤旗」2025年10月22日付より)

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