暮らし守る党躍進を 葛飾区

葛飾区議選 田村委員長 5氏勝利訴え

声援に応える(左から)三小田、中村、田村、木村、中江、片岡の各氏=11日、東京都葛飾区(写真は「しんぶん赤旗」提供)

 日本共産党の田村智子委員長は11日に東京都葛飾区で行った街頭演説で、目前に迫った区議選(11月2日告示、9日投票、定数40)の三小田准一、中村しんご、木村ひでこ、片岡ちとせ=以上現=、中江秀夫=元=の5候補とともに訴え、「日本共産党の躍進こそが、暮らしを守る政治への転換の力」と訴えました。

 田村氏は、自民党裏金議員との「蜜月」が明らかな現区長が特定企業への優遇など「政治とカネ」の問題でも「自民党政治そのものだ」と指摘。「オール与党」区議会の下で、区長の姿勢を正面から批判している政党は共産党だけだと明らかにしました。

 「暮らし応援の抜群の役割を果たしてきたのが共産党区議団」と力を込めた田村氏。区民アンケートに取り組み、区民の声で条例提案・予算組み替え提案などを繰り返し、「オール与党」の妨害を乗り越え学校給食や子ども医療費、保育料の無償化を実現してきたと強調。4議席から5議席への躍進で、電気・ガス代の補助、お米券配布、交通費負担の軽減、中小企業支援などの実現をと呼びかけました。

 田村氏は「どの党も区議選で『暮らし優先』と言うだろう。本気かどうかの試金石は区庁舎建設計画への態度だ」と指摘。「事業費が膨れ上がることは必至で、周辺開発への補助金を含め税金投入900億円。区長はいくらかかってもよいと言う。これでは暮らしの予算が踏み付けられる。都内でも公共事業の見直しが相次いでいる。このまま突き進むことは無謀。白紙撤回を」と述べました。

 区議候補5氏が「財源を示して学校給食の無償化などを実現してきた。党5人全員の勝利で現有4議席から前進を」(三小田氏)と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2025年10月12日付より)

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