緊急着陸問題 共産党都議団が都に要請

米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)所属の空軍特殊作戦機オスプレイが7月、秋田県大館能代空港、岩手県いわて花巻空港に緊急(予防)着陸を繰り返した問題で、日本共産党都議団(大山とも子団長、14人)は8日、「無反省に同じ過ちを繰り返す米軍の行動を放置すれば、再び悲惨な事故を引き起こしかねない」として、詳細な情報提供と飛行中止、撤去を米軍に求めるよう小池百合子知事宛てに申し入れました。
緊急着陸したのは同一の機体で、防衛省は着陸について「飛行中に警告灯が点灯したため予防着陸した」としています。
申し入れで尾崎あや子都議らは「機体トラブルを根絶しないまま飛行を再開し、緊急着陸を繰り返した米軍の責任は重大だ」と指摘。同基地所属のオスプレイは2023年11月の鹿児島県屋久島沖での墜落・死亡事故までに、確認されているだけで5回、緊急着陸していることを示し、「重大事故の前兆であることは明らかだ」と強調しました。
都市整備局の担当者は「警告灯点灯の原因究明と再発防止を求めているが、まだ情報が来ていない」と説明。尾崎氏らは「まともな情報提供もなく飛行を続ける米軍に抗議すべきだ」と求めました。
(「しんぶん赤旗」2025年8月9日付より)