共に生きられる社会へー東京 吉良・伊藤氏が表明

東京選挙区で当選した吉良よし子氏と、比例候補として健闘した伊藤和子氏は21日、東京都豊島区の駅前で宣伝カーの上から有権者に結果を報告しました。
吉良氏は「6年の任期を全うできる、6位での当選をさせていただいた」と市民に感謝。「これまで皆さんの声を聞き、国会に届けることで、皆様と一緒に政治を前に動かしてきた。これから6年も、最後まで声を届け抜く」と決意を述べました。
11議席から7議席への後退は「本当に悔しい」としつつ、自民・公明を過半数割れに追い込んだことは「大事な前進」と語りました。
他方、「憎悪や差別をあおる政治は絶対に許してはならない」とも強調。「選挙中も、泣きそうになりながら『こんな政治を止めてください』と声をかけてくる人に出会った。『すべての人のかけがえのない人生を守り抜く』といえる政治をみんなで目指していこう」と呼びかけました。
伊藤氏は「あとこちの街で訴えた。『インボイス廃止』に拍手をくれた人。生活保護減額を違法とした最高裁判決の話に、表情が明るくなった人。気持ちが通じ合っていると感じ、うれしく思った」と選挙戦を振り返りました。
自身が議席に届かなかったことは「残念」としつつ、「吉良氏と小池晃氏を参院に戻し、白川容子氏という新しい議員を誕生させられたのは本当に良かった」と有権者に感謝。「選挙の初日に『ともに生きていく社会をつくろう』と訴えた。改めてこの意味を確かめ合い、一緒に力を尽くそう」と語りかけました。
(「しんぶん赤旗」2025年7月23日付より)