世田谷で里吉 杉並で原田 北多摩１区で尾崎 各候補必ず
東京都議選投票日まであと５日に迫った１７日、日本共産党の田村智子委員長は世田谷区で里吉ゆみ、杉並区で原田あきら、東村山市で尾崎あや子（北多摩１区）３現職候補とともに街頭演説し、大激戦を勝ち抜き共産党１９議席維持・前進を果たすため「一回り二回りの支持を東京中に広げてください」を多くの有権者に訴えました。
▽賃上げ支援▽医療・介護の崩壊を止める▽住み続けられる東京へ―。田村氏は、共産党都議団の三つの重要公約について話しました。賃上げを応援する政策について、東京都がスクールカウンセラーを非正規で雇い、３年で大量に雇い止めした事例をあげ、「保育所、学校、図書館など公務職場で専門職の人たちが非正規で働いている。こういう人たちに安定した働き方とまともな給料を支払うことは東京都の責任だ」と強調しました。
民間企業での賃上げについて、田村氏は「中小企業への支援がカギ」と指摘し、岩手、群馬、奈良、徳島４県では、賃金を上げた中小企業に独自の助成をしていると紹介。「最も財政力のある東京都でやらせたい」と述べ、共産党の都議選勝利で実現をと呼び掛けました。
「困っている人を放っておけない」と訴える里吉候補は「まだまだやらないといけないことがある。何としても大激戦を勝ち抜き、暮らしに冷たい都政を変えるために働かせてほしい」と訴えました。
原田候補は、大企業と富裕層に大盤振る舞いで庶民に大増税を押しつける「逆立ち政治を変える必要がある」「頑固なまでの、清潔でぶれない共産党の力が必要。競り勝たせてほしい」と呼び掛けました。
尾崎候補は、学校給食無償化の「多摩格差」を無くした自らの実績について語り、補聴器購入助成でも格差をなくすため「全力を尽くす」と語り、大きな拍手を浴びました。
（しんぶん赤旗2025年6月18日付より）
