朝日新聞社への抗議と申し入れを行いました

「朝日新聞」本日(5/23)付朝刊に掲載された記事に関連して、本日夕方、日本共産党東京都委員会の田川豊副委員長が、中央委員会広報部の植木俊雄部長と共に同社を訪れ、抗議と申し入れを行いました。

申し入れの全文は以下のとおりです。


朝日新聞社 編集局 御中

                         2025年5月23日

                         日本共産党東京都委員会

                         

朝日新聞5月23日付け朝刊2面記事「参院選占う首都の陣 都議選 投開票まで1ヶ月」についての抗議と、是正の記事掲載の申し入れ

御社の2025年5月23日付け朝刊2面に、「時々刻々」・「参院選占う首都の陣 都議選投開票まで1ヶ月」が掲載されました。

この記事では、「6月22日の東京都議選(定数127)の投開票まであと1ヶ月と迫り、各党の公認がほぼ出そろった。それぞれの思惑が交錯するなか、首都決戦に向けて各党の動向に注目が集まっている」とリード文で書かれていますが、都議会野党第一党の日本共産党(現有19議席)については、見出しには一切登場せず、本文にも立憲民主党の「候補者調整」についての部分で言及されるのみで、事実上除かれた記事となっています。「都議選・参院選をめぐる主な政党幹部の発言」という幹部の写真付きの部分でも、都議会に議席をもたない国民民主党や「再生の道」代表も登場しているのに、日本共産党は登場していません。これは、御社が今回の都議選において、日本共産党を「主な政党」と位置付けていないと表明するに等しいものだと言わざるをえません。

御社がどういう記事を掲載されるかは、本来「報道の自由」に属するものです。しかし、そうであったとしても、選挙に関わる記事については、公平公正に各党をあつかい、国民の「知る権利」を保障するという原則は、つらぬかねばならないことです。 御社も、「朝日新聞倫理綱領」(1952年制定)の冒頭で、「不偏不党の地に立って言論の自由を貫き」と掲げておられます。 

今回の記事は著しくそれを逸脱し、御社の立場から都民に選択を迫るという「選挙の自由」を妨害する「偏向記事」と言われてもしかたがないものになっているのではないでしょうか。今回の都議選が、御社が言われるように「参院選占う首都の陣」であるだけに、私たち日本共産党のみならず、日本の民主主義の上で極めて重大な問題をはらんでいると考えます。

 以上の立場から、標記の記事について厳しく抗議するとともに、是正する記事を掲載することを要請します。また、都議選についての記事においては、現在の都議会での議席順に政党・会派を表記されることを重ねて要請いたします。

                                   以上

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