各地で宣伝・対話 共産党前進必ず

都民の暮らしと未来を左右する東京都議選(6月13日告示・22日投票)の投票日まであと1カ月です。各党が“首都決戦”と位置づけ、直後の参院選に直結する選挙戦となります。日本共産党の都議候補者や支部メンバーらは21日、都内各地で宣伝、対話活動にとりくみ、「いよいよ都議選まで1カ月です。皆さんの願い実現のために力を尽くす日本共産党を伸ばして」と呼びかけました。(都議予定候補一覧)
新旧交代をめざす3選挙区では、それぞれ予定候補者が街頭から訴え。板橋区・東武練馬駅前では、竹内愛予定候補と支部メンバーが朝から宣伝しました。他候補に負けないように午前6時半から場所を確保してビラを配布しました。竹内予定候補は、都が水道料値下げを発表したことについて「日本共産党都議団はかねてから水道料引き下げを提案してきました。共産党の提案が都政を動かす力になりました」と訴えました。

声をもとに
北区の、せいの恵子予定候補は東京メトロ王子神谷駅前で支部メンバーとともに、学校制服無償化などの教育政策を紹介。同予定候補の政策を知らせるパンフレットを配布すると、高校生2人組が「ください」と求めてくるなど好反応でした。
江東区の大つきかおり予定候補も支部や後援会のメンバーと東京メトロ東陽町駅前で宣伝。「1600人を超す人たちから暮らしのアンケートの回答が寄せられました。暮らしが厳しくなった人は8割に上ります。この声をもとに政治を前に動かしていきたい」と訴えました。
都議選は主な国政政党が候補者を立て、政党選択が強く問われる選挙です。日本共産党は現在19議席。2013年からの3回連続勝利で野党第1党として都政を動かし、学校給食無償化やシルバーパス値下げ、補聴器補助制度を、都民の運動と力を合わせて実現してきました。日本共産党が提案した条例などに反対し、妨害してきたのが自民、都民ファースト、公明です。今度の選挙は、自ファ公VS日本共産党を軸に、新たに都政に参入を狙う党派も候補者を立てる激しい選挙戦になります。日本共産党が現有議席19議席を確保し、さらに前進させ、都民の暮らしを守る政治を進めることができるかどうかが焦点です。

都政が動く
日本共産党東京都委員会の田辺良彦委員長は「『日本共産党が提案すれば都政が動く』と言われるほど、日本共産党都議団の実績は抜群です。さらに、現在の物価高から都民を守るために、賃上げ支援や家賃補助などを盛り込んだ緊急提案にも注目が集まっています。活動の中では、国政の焦点である消費税減税とその財源論についての対話が弾んでおり、ここでも大攻勢をかけていきたい」と表明。その上で「今度の選挙、物価高で苦しむ都民の暮らしを守るために負けるわけにはいきません。日本共産党の値打ちを語り抜き、都議選と参院選を一体のものとしてたたかいます」と決意を語ります。
(「しんぶん赤旗」2025年5月22日付より)