日本共産党東京都委員会 田辺良彦委員長に聞く
都議選・参院選連続勝利へ 党の勢いと決意示す場に

日本共産党東京都委員会は5月11日に、池袋駅西口で大街頭演説を開きます。都議選告示まで約1カ月に迫る中で開かれる街頭演説の意義について、日本共産党東京都委員会の田辺良彦委員長に聞きました。
大激戦の東京都議選と参院選勝利のため、この大街頭演説を大きく成功させたいと思っています。
いま日本共産党の選挙区ごとの演説会では、通りかかった人が足を止め、参加者が膨らむ状況が生まれています。4月半ばまでも候補者や支部が奮闘し、演説会には多く人が集まっていました。ただ現在の変化は、その時とは違う、新たな広がりが感じられるものです。候補者や支部が、駅頭でシール投票などを使って「要求対話」にとりくむなかでも、通りかかった人が関心を示し、自ら声をかけてくる状況が生まれています。消費税の廃止をめざし、緊急に一律5%に税率を引き下げる「物価高騰から暮らしを守る緊急提案」、都民の生活を守るために賃上げや家賃補助などを行うという東京都委員会が打ち出した「緊急要求」を伝えると、かなり対話が弾んでいます。
山添拓政策委員長も、ときおり朝に居住地近くの駅前で宣伝に参加してくれているのですが、最近は「振り返り、話を聞いてくれる人が増えている」と話していました。
大街頭演説は、こうした情勢を前向きに動かしているなかで開きます。
国政で党の立場が輝いていることに加え、都政では、野党第1党の力で給食無償化やシルバーパス値下げを実現するなど実績抜群の共産党都議団です。大街頭演説は、選挙本番に向けて私たちが何を訴えていくのかを身につける機会です。
大街頭演説では、都議選・参院選の東京の候補者が全員集まって決意を語ります。候補者の個性や魅力をみんなで共有したい。多彩な候補がそろっていることを、ぜひ、知ってもらいたいですね。
参院の東京選挙区は、有力候補が多数出馬する大激戦です。都議選は自民党・公明党が候補者を絞り、現在、都議会に議席を持っていない補完勢力や自民党の別動隊が多数の候補者を擁立します。選挙戦を勝ち抜くために、1万人の参加者を集めて、共産党の勢いを示し、選挙戦を勝ち抜く決意と構えを見せたい。この街宣の成否が、たたかいの規模と勢いを決する。参加した人たちがお互いにエネルギーを高めあい、総決起する場にしたい。党をつくって選挙に勝つという構えで、大街頭演説を党勢拡大の跳躍台にもしていきたいと考えています。
都議選に向けた活動に参加する党員数が、前回選挙時よりも今回の方が多くなっています。それは昨年の総選挙で後退した悔しさを、今回の都議選と参院選の連続勝利で晴らしたいという思いからだと受けとめています。ともに大街頭演説を成功させて、選挙勝利につなげたいと思っています。
■日本共産党大街頭演説
11日(日)午後2時
東京都豊島区 池袋駅西口前広場
*池袋駅東口から変更
弁士
党委員長・衆院議員 田村智子
党書記局長・参院議員・比例候補 小池晃
参院議員・東京選挙区候補 吉良よし子
都議会議員候補
(「しんぶん赤旗」2025年5月6日付より)