「国会開け」と5万人署名/ミュージシャンらが各党に要請

笠井衆院議員、吉良参院議員ら応対

廣瀬夫妻から署名を受け取る吉良、小池、笠井、岩渕の各氏
廣瀬夫妻(右)から署名を受け取る(左へ)吉良、小池、笠井、岩渕の各氏=7日、参院議員会館(「しんぶん赤旗」提供)

ジャズシンガーの廣瀬久美さん(44)らが7日、早期の臨時国会開会を求めるネット署名4万9743人分と、持続化給付金の対象から外されているフリーランスへの支給を求める署名5294人分を抱えて各党に要請を行いました。

日本共産党は小池晃書記局長と笠井亮衆院議員、吉良よし子、岩渕友両参院議員が受け取りました。

フリーランスへの持続化給付金は、確定申告書の「給与所得・雑所得」と「事業所得」が混在している人など対象外にされてしまう場合が多く、改善を求める声があがっています。

廣瀬さんは、西村康稔経済再生大臣が罰則を伴う休業要請を検討していると発言したことを批判。
「十分な補償がないなかでの休業は厳しい。持続化給付金は制度の穴が多く、また1度だけでは足りません。早期に臨時国会を開いて第3次補正予算を決め、補償を充実させてほしい」と訴えました。

夫の潤次さん(51)=ミュージシャン=は「新型コロナを抑え込むためにも、国会でしっかりした審議をしてほしい」と話しました。

小池書記局長は「早期の国会開会を求める声が短期間に5万近くも集まった意味は大きい。コロナの感染拡大を抑えるには、十分な補償とセットになった休業要請が必要であり、フリーランスにも持続化給付金が行き渡るようにすべきです。しっかり国会で議論し、制度の改善をかちとりたい」と表明しました。

(2020年8月8日付「しんぶん赤旗」より)