パワハラ調査委 設置否決

東京・墨田区議会 自民議員の疑惑

東京墨田区議会は25日の緊急本会議で、区議会自民党の藤崎こうき議員のによる区職員へのパワハラ疑惑について、日本共産党、立憲民主党が求めた議員政治倫理調査特別委員会の設置を、自民党、公明党、都民ファーストの会、維新の会、国民民主党などの反対多数で否決しました。

区職員が2月20日に藤崎議員からパワハラを受けたとして同月25日、当該部長が区議会議長に告発。日本共産党墨田区議団と立憲民主党区議団が、「墨田区議会議員の政治倫理に関する条例」に基づき調査請求書を提出して、特別委員会設置を諮る区議会本会議が開かれました。

本会議では日本共産党の村本ひろや区議が提案説明、賛成討論をした山下ひろみ区議は「政治倫理条例を持ち、その中で『今権侵害のあるすべてのハラスメント行為をしないこと』という政治倫理基準がありながら、なぜその条例に基づいた調査、検討、決定が行われないのか、条例に基づいて問題の解決を図るべきだ」と主張し、特別委員会の設置を求めました。公明、維新、都民ファは「議会ホームページで情報が公開されている」「調査にこれ以上の進展はない」「日会に信頼回復に尽力してきた」などと主張。自民や国民民主とともに特別委設置に反対して、真相解明に背を向けました。

日本共産党は引き続き、真相解明と再発防止を図ることを強く求めています。

(「しんぶん赤旗」2025年5月3日付より)

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