炎天下で高温 PFAS懸念
日本共産党東京都議団(大山とも子団長、19人)は2日、炎天下で周辺環境より高温になる人工芝の都有施設への敷設を見直すよう小池百合子知事、浜佳葉子都教育長宛てに申し入れました。気候危機でヒートアイランド現象が深刻化し、今年の東京の猛暑日日数は過去最高となっています。
青柳有希子都議らは、党都議団の調査で都庁前広場や都立明治公園の人工芝敷設箇所が周囲に比べ非常に高温になった一方、天然芝や木陰では比較的低温だったと紹介。「ヒートアイランド現象などを防ぐことが求められる時に、炎天下で高温となる人工芝は敷設を控えるべきだ」と述べました。
スポーツ施設の人工芝敷設についても、競技中の選手に熱中症、脱水症の危険があると指摘しました。
人工芝にはPFAS(有機フッ素化合物)や微小プラスチック汚染の危険性もあることを示し、「都民が多く集う場所や子どもたちが遊ぶ公園への人工芝敷設も見直すべきだ」として、▽都庁前広場の人工芝敷設を見直す▽人工芝を敷設した都有施設・公園を調査する―ことを求めました。
都建設局は、人工芝を敷設した箇所が何度以上になるかを認識していなかったことを認めました。
(しんぶん赤旗2024年10月3日付より)