【豊島区議会】性暴力根絶決議案 自公都民ファなど否決/清水みちこ区議が賛成討論

清水みちこ豊島区議

東京都豊島区議会で17日、日本共産党や立憲としま、豊島ネットなどが提出した「あらゆる性暴力の根絶を目指す決議」案が賛成12、自民、公明、都民ファーストの会・民主などの反対23で否決されました。

反対した区議らは討論に立たず、理由を明らかにしませんでした。

昨年12月、豊島区議の沓沢亮治氏がSNSで、ジャーナリストの伊藤詩織さんの性暴力被害を認めた損害賠償請求訴訟の判決を「恋をして結婚したい男女にとって最悪な判決」などと攻撃し、「性交承諾書」なるものまで投稿。

区にはこれまでに50件を超える抗議や苦情、意見が寄せられました。

決議案を提出した区議らは、性暴力根絶をめざす区議会の姿勢を示そうと話し合いを重ね、全会一致で決議をあげられるよう、自民、公明、都民ファ・民主にも働きかけてきました。

沓沢氏はSNSの投稿を削除しましたが、2月12日の議員協議会で「自分の考えを率直に述べた。しかし誤解を招いた」との趣旨の発言をしています。

日本共産党の清水みちこ区議は、賛成討論で「区議会として性暴力とともにセカンドレイプを許さない、つまりあらゆる性暴力の根絶をめざすことを明確に示す必要があります」と決議案への賛同を強く求めました。

(2020年3月18日付「しんぶん赤旗」より)