横田基地・米爆撃機飛来に抗議

東京都に党都議団

 日本共産党東京都議団(大山とも子団長、19人)は12日、横田基地(福生市など5市1町)に核兵器を搭載可能な米軍爆撃機が飛来した問題に厳しく抗議し、「核兵器搭載可能機の横田基地への飛来・着陸は断じて行わないこと」を日本政府と米軍に求めるよう小池百合子知事宛てに申し入れました。

東京都の中村副知事(手前右)に申し入れる日本共産党都議団=12日、都庁

 この問題は2日午後5時すぎ、核兵器を搭載可能な米空軍のB52H戦略爆撃機が同基地に着陸し、4日午後7時に離陸していたもの。昨年7月にも同型機が飛行中に整備が必要になったとして緊急着陸していますが、今回の着陸について都は 「事前説明はなかった」としています。

 申し入れで尾崎あや子都議は「核兵器搭載任務を持った戦略爆撃機が日本に着陸することは、『核兵器を持ち込まず』とする非核三原則の立場から断じて許されず、日本政府の建前からも事前通告が求められる大問題だ。理由も明らかにせず、無通告で着陸することは到底許されない。こんなことが許されれば、核搭載機の離着陸が放任されかねない」と指摘しました。

 中村倫治副知事は「ご要望は承りました」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2024年4月17日付より)