❚ 東京・錦糸町 小堤・宮本・和泉・坂井氏訴え

衆院東京15区補選勝利、都政刷新、総選挙での日本共産党躍進をめざして30日、党東京都委員会は墨田区錦糸町前で街頭宣伝を行い、小堤東衆院東京15区補選予定候補、宮本徹衆院議員、和泉なおみ東京都議団幹事長、坂井和歌子衆院比例東京予定候補が訴えました。

冒頭訴えを行なった和泉氏は、28日に閉会をした都議会で、2024年度予算案が「経済界ファースト」という小池都知事の特徴が色濃く表れたと批判。予算の3.8%を組み替えれば、121項目の都民の要求が実現できると主張。知事が答弁にたたないばかりか、日本共産党と立憲民主党の都議の発言に対し、議事録からの削除を求める動議が提出されたことを批判し、「議会が数の暴力で私たちの言論を封じ込めようとするなら、私たちは世論の力で、こういう暴挙をしっかりと追い込んでいく。」と強調しました。

坂井氏は、裏金問題を一番にスクープしたしんぶん赤旗の記事から、東京地検が動き、政権中枢を揺るがす大問題にまで発展したと訴え。「今度の総選挙では、裏金政治ストップ、財界より大企業の儲け優先より、わたしたち国民の声を聴く政治をつくろう。その確かな力となって奮闘してきた日本共産党を大きく伸ばそう」と力を込めました。

宮本氏は、この間国会で裏金問題を追及してきた論戦を紹介。森元首相の関与を示唆するような話が次々でて、証人喚問を最初に国会で要求したのは2月の自分だが、いまや国民世論になりつつあることを強調。「裏金事件を幕引きにするな」という国民世論での後押しを、と訴えました。

国会審議のなかで、日本共産党がもとめてきた教育の無償化の若干の拡充、児童手当18歳までの所得制限撤廃、1人親世帯、障がいを持つ子どもへの支援の制限緩和などの前進を紹介したうえで、「問題なのは、そうしたものの財源を庶民にかぶせようとしていることだ」と指摘。国民の暮らしに寄り添う新しい政治への転換をと訴えました。

事務所びらきから駆け付けた小堤氏は、「岸田政権が国民には物価高と増税を押し付けながら、自分たちは裏金作りと脱税、さらに江東区では、自民党の政治家がこの5年間で7人も逮捕・起訴されるという事態。今度の補欠選挙は、こうした自民党政治にNOの声を突きつける選挙だ」と強調。さらに江東区では、議席数が3から5に増えたことで議案提案権をもち、柿沢元議員から金を受け取った3人の自民党区議に対する辞職勧告決議案を出し、自民党・公明党も共同提出するかたちになったことを語り、「日本共産党が伸びれば、政治が変わる。議会をクリーンに変えていくことができる」と強調し、党への支持を訴えました。