❚ 都議会委
日本共産党の福手ゆう子東京都議は7日の都議会公営企業委員会で、都営地下鉄のバリアフリー化を取り上げました。
都営地下鉄の駅のエスカレーターには、視覚障害者を誘導する点字ブロックがなく、何度も設置の要望が上がっています。
国土交通省の「バリアフリー整備ガイドライン」では「視覚障害者のエスカレーター利用のニーズは高い」として、2016年度のアンケートで視覚障害者の70~80%がエスカレーターを利用していると回答したことを紹介しています。
一方、都交通局は「安全を確保する上での課題が多い」と設置の検討さえしていません。福手氏は、多くの視覚障害者がエスカレーターを使っていると指摘。「どうすれば視覚障害者が安全にエスカレーターを利用できるようになるか、当事者を入れて検討することが重要」と述べ、当事者も立ち会う実態調査を求めました。
また都営浅草線浅草駅などのトイレの洋式化や介助用ベッドの設置などを求めました。
(しんぶん赤旗2023年11月29日付より)