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100年育まれた森守れ 市民が神宮外苑ウオーク

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三井不動産や伊藤忠商事などが多数の樹木を伐採して超高層ビルを建設する神宮外苑(東京新宿区・港区)再開発で、「100年にわたって育まれてきた森を守れ」と訴える市民グループが7日、外苑の計画予定地を見て歩く「神宮外苑ウォーク」に取り組みました。

(東京都・川井亮 写真・佐藤研二)


「現在ある高さ90メートルの伊藤忠ビルの2倍以上、190メートルのビルを建設する計画です」ー。青山通りに面した外苑のイチョウ並木の入口で、主催した市民グループの角井典子さん、大橋智子さんが空を指さすと、見上げた参加者から「ひえー」と声があがります。

主催者から説明を受ける「神宮外苑ウオーク」参加者=7日、東京都港区(しんぶん赤旗提供)

再開発では、イチョウ並木からわずか8メートルの距離に神宮球場を移転しホテルと併設して建替えます。工事用足場の設置や地下に打ち込むくいによってイチョウの根など並木の保全に対する影響が懸念されています。

秩父宮ラグビー場前のイチョウ並木は、球場建て替えで移植される計画ですが、日本イコモス国内委員会は「伐採と移植は、森の生態系を破壊する意味からは同じもの。樹木保全の方策を真摯(しんし)に検討すべきだ」と批判しています。

参加者は、イチョウ並木と新球場建設位置との距離を測り、「こんなに近いのか」などと語りました。

「フェイスブックでウォークの案内を見て参加した」という江東区の女性(45)は「こんなに貴重な自然を壊して、超高層ビルを3棟も立てると聞いて、悲しくなった。超高層ビルを次々に建てる必要はない」と語りました。

ラグビー場を移転し屋根付きで建て替える予定地とされる神宮第二球場は、工事用の塀で囲われ、すでに解体されました。その隣にある「建国記念文庫の森」も、ラグビー場建て替えで樹木の多くが伐採される計画で、周囲を工事用の塀で覆われていました。ネット署名サイトで案内を見て、外苑を囲む人間の鎖にも参加した」という多摩市の男性(57)は「夏が猛暑になり、木を増やさなければならない今、伐採するのはおかしい。サッカーが好きで国立競技場でも観戦したが、新国立競技場は使い勝手の悪い施設になった。移転建て替えする球場とラグビー場も負の遺産になるのではないか」と話していました。

外苑ウォークには、日本共産党の和泉なおみ都議らも参加しました。

(しんぶん赤旗2023年10月11日付より)