共闘で都知事選勝利を 市民と野党各党が懇談会

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 「来年夏の東京都知事選で市民と野党の共闘を実現し都政の転換を」と、「呼びかけ人会議」(浜矩子同志社大学名誉教授ら)の提唱で9月29日、市民と野党各党との懇談会が千代田区で開かれました。

東京都知事選で都政の転換をと開かれた市民と野党の懇談会=9月29日、東京都千代田区

 呼びかけ人の五十嵐仁・法政大学名誉教授が「岸田政権が暴走する中、小池都政は物価高にあえぐ都民に寄り添わず、100年の樹木を伐採する神宮外苑再開発を進めている。都政転換の唯一の道が市民と野党の共闘であることは、岩手県知事選や立川市長選の勝利で明らか。懇談会を共闘再構築のステップとしたい」とあいさつしました。

 2020年都知事選で候補者として健闘した宇都宮健児弁護士が連帯あいさつしました。

 日本共産党の笠井亮衆院議員、立憲民主党の西沢圭太都連幹事長代理・都議、社民党の青山秀雄都連代表、新社会党の福田実都本部副委員長、緑の党の漢人明子都本部共同代表・都議、東京・生活者ネットの山内玲子代表委員が発言。

 笠井氏は「小池百合子知事は9月都議会で物価高騰対策も都民生活支援の補正予算も示さず、大型開発を推進している。ゆがみの象徴が神宮外苑再開発だ。暮らし・福祉第一の都政へ共通の旗印を立て、世論と運動を広げよう」と語りました。

 各地の市民運動の代表や、区市長候補を務めた人たちが「都議選・衆院選で共闘候補を議会に送った。保健所増設やコミュニティーバス運行補助を都に求め運動に取り組む」(日野市)、「学校給食の無償化を求め署名運動を広げている」(西東京市)などと語り交流しました。
(しんぶん赤旗2023年10月2日付より)