14日に告示され、21日に投票を迎える東京・足立区議選。定数45に対して67人が立候補を予定する大激戦です。日本共産党議員団は現有7議席から8議席への躍進を目指し奮闘。区内各地で政策や実績を訴え、支持の輪をひろげている候補者8氏を紹介します。
❚ 小林ともよ(49)新
新人の小林ともよ候補が4期務めてきた浅子けい子区議から議席引き継ぎへ向けて活動を広げています。
地元の北千住地域は商店街が軒を連ね、多くの人々が町を行きかいます。その中で足立区政は70歳以上の高齢者に足立区の共通商品券を配布してきた「生きがい奨励金」を2020年に廃止。しかし地元では復活を求め1万6千人の署名が集まっています。
「候補者として大切に思っているのは当事者の気持ちに寄り添い、声を届けることです。『生きがい奨励金』復活へ全力を注ぎたい」
コロナ禍に物価高騰、高すぎる国民健康保険料、介護保険料と、商売をするには今の区政があまりにも冷たすぎると声をあげます。
「全国商工団体連合会で働いていた時も、各地から相談がよせられてきました。私自身、就職氷河期時代にさまざまな業種で派遣や契約社員を経験、個人事業主として焼き菓子店も経営し、苦しんだからこそわかるその気持ちを原動力にしたい。介護保険料の値上げにストップをかけたい」
2人の子どもを育てながらの立候補。米国に4年間の留学経験もあり、ジェンダー問題など海外で得た知見と実生活から感じる疑問を胸に行動します。
「小学校の給食無償化は保護者世代に共感の輪が広がっています。20年に自民区議が発したLGBTへの差別発言も許せません」
(「しんぶん赤旗」2023年5月13日付より)