14日に告示され、21日に投票を迎える東京・足立区議選。定数45に対して67人が立候補を予定する大激戦です。日本共産党議員団は現有7議席から8議席への躍進を目指し奮闘。区内各地で政策や実績を訴え、支持の輪をひろげている候補者8氏を紹介します。
❚ 西の原ゆま(30)新
中学教員としてじかに子どもたちと接した経験や区民の切実な思いを議会に届けるため、新人候補が奮闘中です。
「子どもたちにとってよりよい教育を受けてもらうにはどうすればいいのか、教師として模索してきました。その中で立ちはだかったのが、システム的な壁でした」
東京都教育委員会、足立区教育委員会、学校長、意見を伝えてもなかなか前進しない状況に悔しい思いを抱いていた西の原候補は根本的な問題が政治にあると実感します。
「高校生の頃から、署名を集めて要望書を提出したり、フードバンクで困っている人に食料を提供したり、みんなで協力して社会を変えていく運動を体感している。それが私の強みでもあるし、特徴かな」
小学校給食の無償化、都営住宅問題の健全な利活用、少人数学級の実現など、変えていかなければいけない部分はたくさんあると強調したうえで「教員として担任をしていたころ、給食費の未納通知を生徒にこっそり渡して、生徒もそれを隠すようにしまっていた、あんな思いを先生にも生徒にもしてほしくない。
給食費無償化を求める署名は1万人を超え、幅広い年代の方と共感が広がっています。一つひとつのつながりを大切にみんなの声を議会に届けたいです」と決意を述べました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月13日付より)