オスプレイ飛行やめよ 第3次新横田基地訴訟 166人追加提訴

米軍横田基地(東京都福生市など)の周辺住民が特殊作戦機CV22オスプレイの飛行差し止めなどを国に求めている第3次新横田基地公害訴訟で21日、住民166人が東京地裁立川支部に追加提訴しました。

同訴訟は6月に提訴し、原告は追加提訴分を含め約1500人になります。オスプレイの飛行差し止め▽米軍・自衛隊機の午後7時~午前7時の飛行・エンジン作動差し止め▽将来の被害分を含めた損害賠償―を求めています。

同訴訟原告団の奥村博団長は「岸田政権の敵基地攻撃能力保有で、オスプレイの訓練が激しくなるなど、横田基地が米軍の戦争に組み込まれる危険が増しています。国防のためとして、住民の生活が我慢を強いられることはあってはならない。受忍限度を超えている基地被害を告発し、静かな空を取り戻したい」と話しています。

第1回口頭弁論は来年1月26日の予定。

米軍横田基地をめぐっては、1976年に旧横田基地公害訴訟を提訴(第1次)。81年の東京地裁判決以降、2020年の第2次新横田基地訴訟最高裁判決まで、騒音を違法として過去の被害分に対する賠償を繰り返し国に命じる一方、飛行差し止めや将来分の賠償は認めない判決が続いています。

(しんぶん赤旗2022年12月22日付より)