五輪汚職徹底検証せよ 党都議団が知事に申し入れ

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副知事(左)に申し入れる共産党都議団(しんぶん赤旗提供)

日本共産党東京都議団は6日、AOKI関係者との受託贈収賄事件をはじめ東京五輪の汚職問題について、高橋治之組織委員会元理事の汚職逮捕事件の全容解明と五輪の徹底検証、保存文書公開を求めて、小池百合子知事に申し入れました。

あぜ上三和子都議は、高橋氏が同日再逮捕されたことにも触れ、都民から「カネと利権まみれだったのか」などの強い批判と真相解明を求める声が広がっていると指摘。知事の態度を「人ごとのよう」と批判し「都は開催都市として徹底的に検証する責任がある」と強調しました。

あぜ上氏は、都が組織委員会を公益法人認定法に基づき検査を行うなどさまざまな権限を持つと指摘。「都が持つあらゆる権限を行使して、事件の全容解明、五輪の徹底検証を行うべきだ」と求めました。

また、組織委員会が作成した文書は五輪文書保管条例により保存されるものの、情報公開の対象になっていないことについて「疑惑の解明、五輪の徹底検証のためには文書の公開が不可欠だ」と強調しました。

和泉なおみ都議は「重要な局面であり、都としてできる手だてを尽くすべきだ」と訴えました。また、都議会に早急に報告するよう求めました。

応対した潮田勉副知事は「伺った要望は知事と所管局にお伝えします」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2022年9月7日付より)