NPT再検討会議 笠井議員が参加

成功へ要請文

第10回核不拡散条約(NPT)再検討会議が1日、米ニューヨークの国連本部で始まります。これに日本共産党を代表して参加する笠井亮衆院議員は30日(日本時間31日)、現地に到着しました。笠井氏は出発を前に、会議成功のための要請文をグスタボ・スラウビネン会議議長(アルゼンチン)、中満泉・国連軍縮担当上級代表、核保有五大国、オーストリアなど核兵器禁止条約を推進する諸国、反核平和団体などに送りました。(要請文全文2面

要請文は、会議が、(1)被爆者らの声に真摯(しんし)に耳を傾け、核兵器使用の非人道性を共通認識とし、核兵器の使用もその威嚇も許されないとの明確なメッセージを発する(2)核兵器国を含めNPTの全締約国が条約の義務とこれまでの合意を再確認し、具体化、実行に踏み出すことなどを求めました。

ロシアがウクライナ侵略を続け核兵器使用の威嚇を繰り返し、他の核兵器国も核戦力の維持・強化を図るもとで、会議が「核兵器のない世界」への実効力ある行動に踏み出すことが切実に求められていると強調しています。

笠井氏は5日まで滞在し、各国代表団への働きかけなど行います。

(「しんぶん赤旗」2022年8月1日付より)