比例での力関係変えてこそ 田辺良彦党都委員長の話

山添拓氏(2016年66・5万票で当選)は改選数6で当落線上の大激戦大接戦になっています。直近の国政選挙である昨年の総選挙の東京比例区では日本共産党は第5位。参院選には都議選で103万票をとった都民ファースト代表の候補、過去の参院選で66・6万票を獲得した山本太郎氏らも加わります。(グラフ参照)

一部で「山添は大丈夫」という宣伝がされていますが、全く根拠のないものです。これからの活動で飛躍をつくり、比例代表で政党間の力関係を変えられるか、山添氏の魅力と値打ちを全有権者に広げられるかどうかに、山添氏の当落はかかっています。

核共有論、軍事費2倍化論が横行するなかで「憲法が、希望」を掲げ、「軍事対軍事は一番危険な道」「核兵器禁止条約に参加し憲法9条を生かした平和外交を」と訴える共産党に共感の声が寄せられています。

暮らしの問題でも物価高騰を引き起こしたアベノミクスによる異次元の金融緩和、異常円安の問題を指摘し、大もうけした大企業の内部留保課税で最賃1500円実現など、具体的対策を明示しているのは共産党と山添氏です。

19日の杉並区長選では「公共を取り戻そう」と新自由主義批判を掲げ、市民の運動の中から登場して共産党などが推薦した岸本聡子氏が自公が推す現職を破りました。同区議補選では共産党の増田さちえ氏が当選した自民候補に肉薄し、他党の候補を上回る2位となりました。自公の悪政を変えたいという願いの表れです。

260回の質問・討論で政治を一歩一歩動かしてきた山添氏の議席は東京、日本の宝です。なんとしても山添氏当選を勝ち取りましょう。

全国のみなさん。東京の知り合いに「山添拓をよろしく」と訴えてください。都委員会は山添氏当選に向け全力を尽くします。

(「しんぶん赤旗」2022年6月28日付より)