神宮外苑保全の陳情 不採択 自公都ファ

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原田あきら都議

東京都議会都市整備委員会は5月27日、都民などから出された「神宮外苑の歴史的景観と環境の保全に関する陳情」を自民党、都民ファーストの会、公明党の多数で不採択にしました。日本共産党、立憲民主党などは採択を主張しました。

共産党の原田あきら都議は、党都議団が情報公開請求で入手した資料では、どの樹木がどれだけ伐採されるかが分かり、都もこのことを把握していながら「住民説明会でも都市計画審議会でも説明しなかったのはなぜか」と追及。都都市整備局はまともに答えず、原田氏は「そういう姿勢が計画への都民の信頼を得られない原因だ」と批判しました。

原田氏は、都が2012年の森喜朗首相に見せた再開発イメージ図では超高層ビル建設が盛り込まれておらず、その後にビル建設が盛り込まれ、イチョウ並木や樹林地の多くを伐採する計画となったと告発し、「本気でイチョウ並木を守るというなら、建築物がもっと並木から離れるしかない」と批判しました。

(「しんぶん赤旗」2022年6月4日付より)