都立・公社病院残せ 独法化阻止へたたかい抜こう

都民ら都議会包囲行動

声をあげる参加者ら=15日、東京都議会

東京都立・公社病院の独立行政法人化中止を求める都民・団体は15日、都議会前で「都立病院を廃止するな!都立・公社病院の独法化中止、請願採択を求める都議会包囲行動」を開き、都議会に向かって「コロナ禍で都民の命を救った都立・公社病院を残せ!」と声をあげました。

 「人権としての医療・介護東京実行委員会」事務局の窪田光氏が、独法化中止を求める請願署名がこの3カ月で5万7000人分以上集まったことを紹介。「都民世論が広がっている。たたかいを最後まで続けていこう。医療を守るために、さらに大きな世論と運動を広げていこう」と訴えました。

 請願署名呼びかけ人の宇都宮健児・元日弁連会長は「コロナがまだ終息しないさなかに独法化を進めるのは暴挙だ。独法化阻止のたたかいは全国の公立・公的病院の統廃合を阻止するたたかいの最前線だ」と呼びかけました。

 日本共産党の尾崎あや子都議があいさつ。白石たみお都議が予算特別委員会で独法化は出発点から地方自治法違反だと告発したことを紹介しました。自由を守る会の上田令子都議も連帯メッセージを寄せました。