性暴力・差別 法律で禁止に/党都ジェンダー平等委 つどいで池内さおり氏らトーク

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アピールする(左から)細野、米倉、角田、池内の各氏=5日、党本部(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党東京都ジェンダー平等委員会は5日、「日本共産党の躍進でジェンダー平等を前へ 総選挙比例110万票必勝のつどい」を開きました。角田(つのだ)由紀子弁護士が講演し、池内さおり東京比例予定候補、米倉春奈都議とトークセッションを行いました。

講演で角田氏は、日本は性犯罪について国際基準からすると周回遅れと指摘し、「日本の刑法は明治からほぼ変わっておらず、性暴力を社会が容認してきている」と強調しました。

トークセッションで米倉氏が都ジェンダー平等委員会で痴漢被害調査などを進めてきたと報告。「この中心になって、問題と向き合ってきた池内さんを国会に戻さなければ」と力を込めました。

池内氏は「女性に対する暴力」(女性に偏って影響を与えているあらゆる形態の暴力)という概念は1995年に開かれた国連の世界女性会議で旗揚げされ、世界の市民のたたかいと、暴力の当事者によって補強がされてきたと紹介。「日本ではこの概念は全く届いていない。だからこそ国際水準に立った性暴力と性差別を禁止する法律をつくりたい」と訴え。

さらに性買売を女性の性的搾取と認め、女性の保護・支援とともに、性買者と売る業者を処罰する北欧モデルを取り入れているスウェーデンを紹介し、「ジェンダー平等は、社会の価値観を変えて一人ひとりの行動変容を求めていく挑戦。スウェーデンは日本の社会に新しい景色を提示してくれています」と話しました。

角田氏は「刑法改正案が国会にかけられる。付け焼き刃ではなく性暴力のことをきちんと理解した人が国会議員にならないといけない。だからこそ、池内さんを」と力説。

池内氏は最後に、「投票で政権を代えよう。比例は共産党と広げに広げてください」と訴えました。

細野真理東京比例予定候補は「私たちの未来を切り開く選挙にしていこう」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2021年9月7日付より)